れいの登山日記

山行の記録をメインに山に関するお話を書いています

ロングトレイル

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思い返せば、僕は昔から歩くことが好きだった。

電車を1駅だけの為に乗り継ぐのなら乗り換えずに歩く。一人旅に出かけた時も公共交通機関より徒歩を優先する。

その理由として、第一に時間の制約に縛られるのが煩わしいから、第二に歩ける距離なのにわざわざお金を使うのが勿体ないから。

でもよく考えるとこの発想に至る根本には「歩くことが好き」があるのだろう。

街歩きをしていると多種多様な発見がある。

それは景色であり、お店であり、人である。

公共交通機関を利用としていたらどれも出会えなかったモノ。一方で公共交通機関を利用することで歩くより多くの有名な物を観光できたりもするのだが。

僕にとっての旅の目的とは未知との遭遇である。

書店に並ぶ観光雑誌なんかには載っていない素晴らしいモノに出会えた時、旅に出て良かったと思う。

 


そんな僕が登山という趣味に出会ったのは約2年前。

広島旅行の際に宮島の弥山に登ったことがキッカケである。山頂から見る瀬戸内海の美しさは形容し難い景色であった。

 


その後低山から登山を始め、今では日本アルプスを登るようになった。

 


日本にもまだまだ美しい場所がある。

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そしてその美しさを極限まで高めてくれるのが登山である。

 


頂を目指し歩き続けるのは当然辛いし、時には恐怖心もある。

 


でも、辛さや恐怖があるからこそ頂に立った時の感動が倍増する。

 


自分の足でしか辿り着けない場所、見れない景色

 


その響きもまた、僕が登山にのめり込む理由の一つである。

 


つい先日、僕は北アルプス水晶岳鷲羽岳へ登った。

2泊3日.総歩行距離45km、総歩行時間23時間

獲得標高4000mの僕にとってはかなりの長さ。

 


歩いている時は辛かった。

風呂に入れないのもストレスフル、虫にまとわりつかれるのもまた嫌気がさす。

 


でも下山した時、また行きたいとすぐに感じてしまうのは何故だろうか。

 


この登山という趣味も好きだが、僕は街並みを観ることも好きである。

 


そして遂に僕は新しい趣味を見つけた。

 


ロングトレイル

 


山頂を目指すわけでなく、街並みに触れながらトレイル、すなわち舗装されていない道を歩く。

 


とりあえず、日本にあるロングトレイルを歩き始めてみようと思う。