梅雨時期の平標山
2021年7月上旬。
季節は梅雨真っ只中。
毎年この時期は山から離れる時間が長くなる。
そして山が恋しくなり、梅雨なのに出かけてしまうのだ。
つい1ヶ月前に谷川馬蹄形縦走を行い、当分この山域に来ることはないと思っていた。
しかしやっぱり来てしまうのがこの山域。
馬蹄形と違い、こちら側はゴツゴツしておらず、比較的なだらかである。
この日はあまり眺望も期待できない予報だったので仙ノ倉山まで足を伸ばしお花畑を愛でる予定だった。
午前8:30ごろ駐車場に着くと、梅雨時期の平日にも関わらず10台前後の先行者がいた。
山屋の思考回路は同じなのだろう。
そして準備を整え、9時スタート。
ガスガスの樹林帯を黙々と歩く。
まあまあの急登らしい。
ガスは嫌いだが、ガスにまみれる樹林帯の様相は神秘的である。
どうやら同行者たちは久々の登山で相当キツいらしい。
私は1人そそくさと登り、仕事の電話を数本。
それから再び合流し、少し登ると視界が開けてきた。
このぐらい見えれば上出来だ。
高山植物も少しづつ顔をのぞかせはじめ、私が唯一愛してやまない虫、クワガタもひょっこりはん。
メスだけど。
山頂が近づくと道は木道へと変わる。
そうこうしている間に、間もなく山頂である。
同行者は足をつっている。笑
ということで仙ノ倉山はまた今度に平標でごはん。
するとポツリポツリと雨が降ってきた。
急いでごはんをかき込み、下山の準備をする。
ラーメンだけど。
帰りも花や景色を愛でながらペース良く歩く。
最後は走って下山。
なんだか、ものすごく楽な山だった。
というか成長を感じた。
7/21.22は常念岳、蝶ヶ岳へ久しぶりのテント泊登山、行って参ります。