谷川岳に魅かれて
太平洋側の穏やかな気候と日本海側の荒い気候がぶつかる為、天気が急変しやすい山域である。
関越自動車道を通る方は、この山域直下のトンネルを通り抜けた時天気が新潟と群馬で全く違っているという経験をしたことがあるはずです。
そんな気候故に、谷川岳はなんと世界一の死者数を記録している。一方で、荒い気候であるが故に美しい景観を誇る山でもある。標高2000m前後の山々が連なるこの山域では1400m前後で森林限界を超える。
その様相は日本アルプスの山々を彷彿とさせる絶景だ。
谷川岳の魅力は、なんと言ってもアクセスが楽という点です。電車でも土合駅からアクセス可能、車でも水上ICから近い。その上バスも出ているという。
そして、ロープウェイを利用し、天神平から山頂を往復約4時間で歩くルートがあることで遠方から来られる方も日帰りができるという点も谷川岳が人気の理由である。
私自身、本格的に登山を初めて一年足らずですが、既に3回(夏、秋、冬)の登頂をしている。
夏と冬はロープウェイを利用し、天神尾根を行くルート、秋は西黒尾根から登り天神尾根、田尻尾根を下るルート。春〜夏は高山植物が美しく、秋は谷川連峰の紅葉が美しい。冬はかなりの積雪量ではあるが、人気の山故にトレースがしっかりついていることが多く、天気にさえ恵まれれば雪山デビューに最適である。
谷川岳は、アクセスが簡単、登山難易度が低い、景観が良いという三点から私のお気に入りの山の一つとなった。