れいの登山日記

山行の記録をメインに山に関するお話を書いています

【登山ウェア】まずはこれを購入すべし!

今回は登山初心者、そして汗冷えに頭を抱えている方へのお勧め商品のご紹介です。

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登山を始めるにあたって、まず購入するものと言えば

・ザック(バックパック)

・登山靴

・レインウェア

の3つがよく挙げられていると思います。

 

これに関しては間違いないと僕も思います。

どういうアイテムを購入すれば良いかについては、また別の記事で書きたいと思います。

 

今回は上記のいわゆる【3種の神器】の次に即購入をお勧めしたいものを紹介します。

 

登山のレイヤリング(服の重ね着)の基礎は

1.ベースレイヤー(肌着)

2.ミドルレイヤー(中間着・保温着)

3.アウターレイヤー(アウター)

となっていますが、この中で一番重要なのが1.ベースレイヤーです。

 

登山をする上で避けたいのが「汗冷え」です。

登山はただ歩くだけというイメージがあるかもしれませんが

急な坂を登ったりすると、ゆっくり歩いたとしても汗をかきます。

これは外気温が-10℃だとしても同じです。

そのような環境の中で休憩をすると汗によって体が冷えてしまい、とてつもなく寒いです・・・

最悪の場合、低体温症になってしまいます・・・

そもそも汗で濡れた服を着ていると、体がベタついて嫌ですよね・・・

低体温症のリスク低減、ベタつきの不快感の解消のためには、吸水速乾性のある素材が重要です。

一般的に夏だと、ポリエステルの素材が最も乾きやすいのでお勧めです。

冬ですと吸水速乾性に加え、保温性も重要となってきますので、メリノウールの素材がお勧めです。

 

しかし、上記のような素材の服を着てもやはり汗で濡れてしまうのを完全には防げません。

そこで、今回ご紹介する商品です!

それは、ミレーから発売されている「ドライナミックメッシュ」です。

こちらの商品、私も購入する前は

「こんな網が5000円もするのか・・・」

「そもそも見た目が変態みたいで気持ち悪い」

「登山後の醍醐味の温泉に恥ずかしくて行きたくなくなりそう」

なんて思っていました(笑)

 

しかし今の私は

「2020年買って良かったものNo.1!!!」

と周りの人たちに言いまくっています!

あ、貼られているのは女性用ですが、勿論私はメンズを買いましたよ。笑

 

なにが、そんなに良いの?

簡単にお伝えします。

・生地が厚いので、ドライナミックの上に着ている濡れた服が肌から離れる  

 つまり、ベタつきを感じない

・通気性に優れたあみあみ効果で濡れたウェアが乾きやすい

 

 この2点につきます。

 

文字だけだとどれだけ良いのか理解できないというお気持ちは

私がそうでしたのでわかります。

ただ、某有名番組「世界の果てまで~~~」でも紹介されているような商品です。

 

私はどんなウェアよりこのドナイナミックを購入することを強くススメします。

着てみれば、間違いなく「買って良かった!!」となります。

※汗を全くかかない人には不要です。

私はTシャツタイプしか持っていませんが、今後下半身のも購入したいです。

上下で着るとより変態感が増しそうなので楽しみです^^

 

【登山】コロナ禍に行きたい!マイナーだけど絶景の山!

コロナ禍のこの状況、人気の山に行くと屋外なのに密、という状況がよくありますよね。

そんな中、人が少なく、且つ絶景を楽しめるおススメの山をご紹介いたします!

 

僕が訪れた日は平日だったこともあり、サルと鹿以外の生物には遭遇しませんでした。

奈良の鹿や涸沢カールのサルのように人に慣れていないのですぐ逃げていきますので野生動物の撮影には向きません(笑)

 

では、早速ですが、ご紹介します。

 

中倉山です。

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栃木県の奥日光あたりにある標高1530mの山です。

百名山の日光白根山や男体山は中禅寺湖の北側にありますが、中倉山は南側にあります。

アクセスは車で銅親水公園へ、そこから徒歩30分程で登山口となります。

 

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百名山の皇海山まで縦走できそうですが、コースタイム的に厳しそうですし、岩場があったりするので、日帰りの縦走はちょっと難易度高めかも。。。

 

中倉山山頂ピストンはそれほど危険な箇所もなく、コースタイムも4時間ほどです。(登山口~駐車場の往復時間除く)

ただ、結構な急登が続きます。僕が登った時は雪溶けの影響で道がぬかるんでいました。

これが本当に大変・・・

雪山より滑りました。

同行者は盛大にコケてました。

 

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もう滑りすぎて、登れる気がしなかったのでチェーンスパイクを装着。

感動。。。かなり歩きやすくなった。

雪が全くないところでチェーンスパイクが活躍してくれるとは思ってもみませんでした(笑)

ちなみに、僕のチェーンスパイクは2000円前後の安いものです。

 

そして急登を登り終えると尾根歩きになります。

所々眺望がよいスポットがあります。映え写真撮影スポットもあります!

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山頂は、森林限界越え!風(ふう)になっています。

絶景です。男体山も見えます!

そして山頂には中倉山で有名な「孤高のブナの木」があります。

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↑孤高のブナの木

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↑奥に黒っぽく見えるのが男体山

 

孤高のブナの木は僕が登った時も映えてましたが、雪が積もるとさらにイイ感じになりそうですよね。

 

下山時は、急なのでゆっくり降りることをお勧めします。

僕は勢いあまって木につっこみました。手を木に押しあててストップはできたのですが、そこはやっぱりマイナーな山。人が多く通る登山道にある木はすべすべにして、掴んでもケガをしないように手入れされていますが、そんなことされているわけもなく、手のひらに小さな穴が開きました。(笑)

いつも、当然の如く感じてしまいますが、こういう山に登ることで登山道の整備に携わってくださっている方々への感謝が生まれますね。

 

みなさんはお気をつけて楽しんできてください!

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それでは、次の山で!

 

【雪山登山】快晴の谷川岳へ

2/13(土) 天気は快晴

 

友人に拾ってもらい、関越道で水上ICへ。

途中10台以上が連なる玉突き事故により渋滞が・・・

予定は狂ってしまったけど天神平ロープウェイに8時30分頃に到着。

「あれ、駐車場空いてるね!」

「あんまり並ばなくてもいいかもね!」

なんて会話をしながらチケット売り場へ。

 

 

・・・激混みやないかい。

登山者と滑りに来た人で半々ぐらいですかね。

30分程並んでチケット購入。そしてロープウェイに乗るまでも30〜40分ぐらい待った気がする。

とは言っても谷川岳のロープウェイは回転率がはやい!

コロナ対策で人数制限はしているものの10人程度は乗っています。

そしてやっとの思いで天神平到着!

皆さんアイゼンの装着をしている様子。

雪山デビューの私、アイゼンもってない。。

一応チェーンスパイクだけ装着して歩き出す。f:id:rayyyy333:20210219213644j:image

先陣を切ってラッセルしたりと、トレースを作ってくれた方ありがとうございます♪

 

少し登ると、人生初のシュカブラ。

↓こんな感じの風によってできるやつです。

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綺麗〜〜って連呼しながら歩みを進める。

やっぱりアイゼンなしでは所々滑っちゃいます。

当然ですが、アイゼン推奨です。

雪山デビューしたいけど、ハマるかわからないし買うのもな〜って方に朗報です。

レンタルもできるみたいです ↓↓↓

僕自身は完全に雪山にハマったのでアルパインシューズとアイゼン買いました!

日本人らしく人気商品をということで、グリベルを(笑)

 

 

その後も歩みを進めると

あれ?夏と秋にあったはずの小屋がない、、、。

どうやら積雪量が多く、埋まっているみたいです。

後から知りましたが、毎年埋まっちゃうみたいです。

 

そしていよいよ森林限界を超える。

絶景すぎる!!

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山頂付近はご立派な雪庇が!

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雪庇の上を歩くと庇が崩れて巻き込まれちゃうので歩くのはNG

 

下山時は雪が締まってきていたのでつぼ足で楽ちん下山。

たまにシリセードと言って、お尻をソリ代わりにして滑るやつをしながらワイワイ下山しました。

アイゼンは持っていないくせにピッケルは持っていたので、シリセードからの滑落防止の練習なんかもしてました!

 

初めての雪山登山、もうめちゃくちゃ楽しかったです!

 

夏しか登山しない人にもトライしてみてほしくなりました。

まぁ夏は夏で最高なんですけどね、、、

北アルプス縦走待ち遠しい〜〜〜

それでは次の山で!

1人旅について男体山で考えてみた

旅のススメ

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たまに「文章」なるものを書いてみたくなる。今、僕は栃木県奥日光、男体山の麓の一泊2000円のドミトリーにいる。周りからはいびきが聞こえるが、いびきも数人のそれが重なればもはや子守唄と化す、気がする。

今、筆をとったのは、「旅」というものを深く考えたくなったからだ。旅には様々な形があるが、今日は「一人旅」と「集団での旅」について考えている。一般的にだれかと行くほうが楽しいと言われる旅だが、そして僕もそれは間違いなくそうだと思うが、「一人旅」も悪くない。「一人旅」の良さを語るには、まさに「一人旅」をしている今が1番いい。

まず、一人旅は自由である。例え、お腹を壊し1時間トイレに篭ったとしてもだれにも文句は言われない。過敏性腸症候群持ちの僕にはこれほどの自由はない。加えて、旅程の変更にも許可は不要だ。なんてことのない景色をなんとなく気に入って、何十回とシャッターを切っても『早く行こ!』なんて言われない。疲れたから、行きたい場所が変わったから、どんな理由であれ、誰にも咎められずに好きにすることができる。

僕は、観光スポットだけでなく、その街の雰囲気を肌で感じたいので、旅をしている間はとにかく歩く。歩くときは30km以上歩く。同意する人はごく僅かかもしれない。

他人と行く旅では、自分のしたいことを抑制する。我慢。一人旅に我慢はない。最高だ。

そしてなにより、一人旅最大の魅力は感受性が高まることである。心は外ではなく内を向く。その景色を見て自分がどう感じているのか、自分と対話する。一人旅で訪れた場所の記憶は鮮明に残る。一人旅未経験者には理解できないかもしれないが、誰でもこれと同じことを体感しているはずだ。一人で歩いた道は覚えやすいが、誰かに案内された道は覚えにくい。どうだろう。なんとなく理解できただろうか。誰かといると脳が甘えてしまうのかしらん。(恩田陸風)

自分との対話は自分の五感で感じた物事をより密接に交わらせる。うまくいけばシックスセンスが発動しそうだ。僕の場合、そのぐらい一人旅の時、感受性は高まっている。

最後に、「旅」と言えば、沢木耕太郎が頭に浮かぶ。沢木耕太郎を知らぬ人も「深夜特急」という本はご存知でしょう。沢木さんが20代の頃に世界中を旅した時のことを記した本だ。そして僕が小説を読むきっかけになった本である。みんなにも是非手にとって頂きたい。ただ長編なので、まずは新幹線に乗った時にでもトランヴェールに掲載されている沢木さんのコラムを読んでみてほしい。沢木さんの描写は何故か旅がしたくなる。

 

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なんてことを翌日ガスの中登山することになるともつゆ知らずに深夜のドミトリーで1人で書いていたらしい。メモが残っていた。笑

山行日記の開設

はじめまして!れいと申します。

2つ目の記事の投稿になりますが大まかな自己紹介をさせて頂きます。

 

登山好きになるまで

2018年に祖父母と広島旅行に行った際に宮島の弥山に登り、山頂からの景色に感動し、ちょこちょこ山に登るようになりました。

そして、2020年の5月に同僚と赤城山(黒檜山)に上り、完全に登山にハマりました。2020年は梅雨が長く、登山好きな方には大変な年でしたね。

梅雨が明けてからは、毎月2~4回のペースで登山をしております。

近場の低山に行くこともあれば、百名山を登ることもあります。

 

今年の楽しみ

今年は北アルプス縦走(裏銀座行きたいな~)と馬蹄形縦走、そして僕の出身地でもある東北の山々にも行きたいと考えています。

しがないサラリーマンですので小屋泊にお金を使うよりは、テント泊をします。節約したお金でまた山に行くためです。

 

登山ギア

登山ギアは皆様ご存じの「ミレー」やガレージブランドの先駆けである「山と道」の物が比較的多いですね。

今後投稿する記事の多くは山行記録になります。

アクセス方法、ルート紹介、コースタイムと実際にかかった時間、道の状況など。

たまにギアの紹介や好きな山について語ってみたりもしたいですね。

 

そんな感じで週1ぐらいのペースで投稿していきたいと思いますのでご覧いただけると大変うれしいです!

よろしくお願いします!

谷川岳に魅かれて

群馬県新潟県の境に位置する谷川連峰

太平洋側の穏やかな気候と日本海側の荒い気候がぶつかる為、天気が急変しやすい山域である。

関越自動車道を通る方は、この山域直下のトンネルを通り抜けた時天気が新潟と群馬で全く違っているという経験をしたことがあるはずです。

 

そんな気候故に、谷川岳はなんと世界一の死者数を記録している。一方で、荒い気候であるが故に美しい景観を誇る山でもある。標高2000m前後の山々が連なるこの山域では1400m前後で森林限界を超える。

その様相は日本アルプスの山々を彷彿とさせる絶景だ。

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谷川岳の魅力は、なんと言ってもアクセスが楽という点です。電車でも土合駅からアクセス可能、車でも水上ICから近い。その上バスも出ているという。

そして、ロープウェイを利用し、天神平から山頂を往復約4時間で歩くルートがあることで遠方から来られる方も日帰りができるという点も谷川岳が人気の理由である。

 

私自身、本格的に登山を初めて一年足らずですが、既に3回(夏、秋、冬)の登頂をしている。

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夏と冬はロープウェイを利用し、天神尾根を行くルート、秋は西黒尾根から登り天神尾根、田尻尾根を下るルート。春〜夏は高山植物が美しく、秋は谷川連峰の紅葉が美しい。冬はかなりの積雪量ではあるが、人気の山故にトレースがしっかりついていることが多く、天気にさえ恵まれれば雪山デビューに最適である。

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谷川岳は、アクセスが簡単、登山難易度が低い、景観が良いという三点から私のお気に入りの山の一つとなった。